エルベテーク
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季刊誌―エルベテーク

2020年 秋季号 巻頭言 教室への送迎を有意義なひとときに

教室への送迎を有意義なひとときに

毎回の送迎に現れる子どもの姿勢

私たちの教室の特徴として、保護者による送迎があります。お忙しいにもかかわらずお時間を取っていただき、電車や車、または新幹線や飛行機を利用して、ほとんどの方が親子一緒に通っています。何年間も、長い方は1年以上も。皆さまのご協力に心より感謝しております。

入会間もないころは、「泣いたり騒いだりするので電車で通うことがとても辛かった」「飛行機の中はもちろん、羽田空港では迷子になったり大騒ぎしてたいへんだった」「公共の乗り物に乗れないので、仮眠をとりながら長時間かかっても車で通った」などと聞いています。そのようなご苦労をなさった方々全員が「いま思えばそんなこともあったなあと笑って思い出します」とふりかえっておられます。ほんとうにたいへんでしたが、指導を受けさせたいという親の強い思いを子どもたちはしっかりと受け止めてくれ、彼ら自身も努力し練習した結果、このように大きく成長している……というのが実感であり、また事実です。

先日、小学2年生の保護者の方から、こんなエピソードを聞きました。「川口駅に着くと、子どもが変わるのです。背筋を伸ばし、しっかりとした足取りで一直線に教室へ向かうのです。表情までがなんとなく違うのです。これから先生に勉強を教わるのだという意気込みがよくわかります。そんな姿に驚いています」と。この話を聞かれると多くの方が、「うちの子もそうだ」とにっこりされるのではないでしょうか。子どもも気分を一新しある緊張感を感じているという意外な面にも気づくことができます。

子どもの現状と課題、家庭での接し方を毎回確認できる

ところで、この送り迎えにはとても大きな意味があると私たちは考えています。それは、毎週、指導担当者から学習の報告を親子一緒に直接聞けるところにあります。教室から見た課題や頑張ったところなどを保護者と共有でき、保護者は家庭でどこに注意して過ごすべきかまた学習に付き合えばよいのか、毎回具体的に確認できることに大きな価値があると思います。

保護者の皆さまは、家庭での様子を教室に伝えるとともに、教室からの報告により子どもの状況を客観的に把握することができます。また、学習を受ける前と終わった後の清々しい子どもの表情も確認でき、「家庭ではここに気をつけて接してください、教えください」という教室からのアドバイスによって子育てのモチベーションが高まります。家庭でも子どもの生活・学習に積極的に、また効率よく援助できるようになるのではないでしょうか。

送り迎えでのやりとりとそれをきっかけにした家庭での対応が子どもに良い効果をもたらさないわけがありません。子どもは子どもながらに大人のアドバイスや援助を受け入れる練習を繰り返しているからです。たとえ反抗期と言われる時期であっても基本のルールや約束事が守られ、何かあるたびに話し合うという機会を逃すことはないと思います。

「教室の帰路、学習の報告を子どもと共有してあれこれ話し合います。ふだんはゆっくりじっくり向き合う時間が意外に少ないのですが、この送迎が私たち親子のとてもいい時間になっています」と多くの保護者から聞いています。ここに答えがあるように感じます。

つまり、子どもの学習面、生活面の現状と課題を知り、子どもと話し合い、気づかせたり、約束したり、子どもの視野を広げてあげられる、親の考えを伝えられる、そんな貴重なひとときにしていただきたいのです。

「必ず、子どもは変わります。あきらめないで!」

最後に、今月19日( 土) のNPO 主催のセミナーで体験発表されたT さん(教室で6年半指導にあたった経験もある)の言葉を紹介したいと思います。

「私の息子はエルベテークでもっとも指導が困難な子どもだったのです。現在に至るまで、その『記録』は破られていないようです。しかし、どんな大きなハンディがあっても、子どもは学べるようになっていろいろな力を身につけることを、息子が幼い時から見てきました。周りで同じように困っている親子を見て思うのですが、『私の息子の大きな障害からみるとほんとうに軽いのにどうしてきちんと教えてあげないのだろうか』と、とても残念に思っています。

ぜひ皆さんも躊躇せずお子さんへ教えてあげてください。時間はかかるかもしれませんが、必ず、結果は出ます。変わります」

子どもに重い障害があったTさんは8年間、毎週送り迎えを続け、幼児期から一日1~2時間を家庭学習に費やして、視線を合わせることから始めて発音、読み書きなどの学習・練習に懸命取り組んだ保護者の一人です。親子で有意義なひと時を送ったことは間違いありません。


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