2019.06.22(土)連続セミナー第16回(大阪市にて)
発達障害への適切な対応を考える
母親・医師からの報告と提言
2017年3月から継続している連続セミナー。これまで首都圏で実施し、全国各地から保護者が参加しています。今回は関西で初めての開催。プログラムは、保護者による体験発表と、指導者による解説です。青少年教育に詳しい教育者のお話もあります。
体験発表する母親は、たくさんの患者さんを診療する一人の医師。言葉のなかった息子さんが4歳で「広汎性発達障害」と診断されたあと家庭学習に力を入れ、普通学級(小学校)、特別支援学級(中学校)を通じて学校との信頼関係づくりにも努めました。今春、息子さんは単位制の高校へ進学しました。
「教えればわかるようになる」……。教育・学習の果たす役割とは何か、本当の受容や合理的配慮とは何か、母親/医師の立場から語られます。
お話(体験発表) 高校1年生の母親
幼児期から言葉の遅れや執着行動などがあり困り果てていた両親。「これは大変だ」と年中の11月から子どもへの接し方を変える。就学猶予を受けて、言葉の力を伸ばし、ひらがなの読み書きなどを身につけてから小学校普通学級に入学。中学校より特別支援学級に。式の計算・方程式・英語、漢字の読み書き、聞きとりの読解などの学習を続け、漢検にも挑戦中。今春から単位制の高校で学ぶ。
進行と質疑応答 河野俊一(エルベテーク代表/医療法人エルベ理事)
1996年、民間の教育機関エルベテーク設立。発達の遅れと課題をもつ子どものためのコースも開設し、現在に至る(川口/青山/ロサンゼルス)。著書に『発達障害の「教える難しさ」を乗り越える』(日本評論社)、『誤解だらけの「発達障害」』『子どもの困った!行動がみるみる直るゴールデンルール』(いずれも新潮社)など。
感想と問題提起 吉田景一さん(甲子園短期大学幼児保育学科准教授/前大阪府立港高等学校校長)
保健体育科教諭として3校で21年間勤務。大阪府教育センター、大阪府教育委員会事務局において指導主事、主任指導主事、首席指導主事として教科教育、研修、生徒指導、学校保健、健康・安全教育などに携わる。その後、大阪府スポーツ教育振興財団業務課長、桃谷高等学校通信制課程准校長、大阪府立港高等学校を校長を経て、現職。
セミナー概要
開催日時
2019年6月22日(土)18:30〜20:30
(受付開始18:00〜/開場18:15~)
会場
大阪府立男女共同参画・青少年センター(ドーンセンター)7階ホール
大阪市中央区大手前1-3-49
電話06-6910-8500
京阪・大阪メトロ谷町線「天満橋」駅から徒歩約7分
定員
500名(対象=保護者、学校関係者、医療関係者、市民など)
参加費(資料代等)
1,000円(大人)500円(学生)
※当日、受付でお支払いください。
申し込み
事前申し込み制(定員になり次第、締め切らせていただきます)
氏名・住所・職業・連絡先のほか、(1)「お子さまの年齢・学年」(2)「子育てで困っていること、聞きたいこと」を明記してメール、もしくは電話/ファックスでNPO法人 Education in Ourselves 教育を軸に子どもの成長を考えるフォーラム まで
主催
NPO法人 Education in Ourselves 教育を軸に子どもの成長を考えるフォーラム
〒336-0026
埼玉県さいたま市南区辻5-6-12-408
TEL&FAX: 048-837-6926
携帯: 080-8726-1000
E-mail: info@education-in-ourselves.org
https://www.education-in-ourselves.org
共催
株式会社 増進堂・受験研究社
後援
大阪府、大阪市、大阪市教育委員会