エルベテーク
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指導事例

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Tさん 中学1年生 (年中の4月入会 広汎性発達障害)

家庭で繰り返し練習していくことの大切さを実感

診断(広汎性発達障害)、療育機関、幼稚園を経て

 現在、長男は中学1年生です。エルベテークには4歳からお世話になり今年で9年目になります。当時の息子は、言葉の遅れ、名前を呼んでも振り向かない、反応がないという状態でした。2歳ごろだったと思いますが、ベビーカーから降りようとしない長男に、「お母さん行っちゃうよ、ベビーカーから降りて階段上ろうよ」と言って、そのまま階段を上って行っても、いつまでたっても座ったまま、親がいないのに不安がる様子もまったくない、何故なんだろうと不思議でした。よく「兄弟で比べるのはよくない」と言われるので、それをそのまま信じて「男の子だから言葉が遅いんだ、お姉ちゃんと比べたらかわいそうだ」と自分に言い聞かせていました。

 しかし、長女と同じ幼稚園に入れようと面接を受けましたが、質問に答えられず不合格でした。この時、他の子と比べると大きな発達の遅れがあることに気づきました。ちょうどそのころ、『自閉症の子』をテーマにしたドラマをやっていて、母親が子供に一生懸命話しかけているのに子供が何の反応も示さない、というシーンがあり、「ああ、これはうちと同じだ」と思い、これを機に1度検査を受けることにしました。そこで出された結果が「知能の遅れを伴う中程度の広汎性発達障害」との診断でした。
 保健所に行くと、すぐに区の療育所へ行くようにと言われました。療育所に初めは週に2回、翌年から毎日、そして1年間通いましたが、進歩が見られませんでした。『その子に合った無理のないやり方で、やりたがらなかったら、無理にはやらせない』という方針でした。療育所で十分な療育は受けられないまま、次に入る子が大勢いるため、普通の幼稚園を勧められました。「集団の中で生活すれば、成長する」というわけです。しかし、ただ集団の中にいるだけで成長するようなことはまずないだろうと思いました。案の定、息子は幼稚園初日に雨の中、園庭に飛び出して遊んでしまいすぐに補助がつくようになりました。 
 納得のいく療育はないかと探しているときに『自閉症の子を持って』という本に出会いました。エルベテークのことが書かれており、他の療育機関では実際に子どもの成長に効果が見られなかったのが、「目に見えて効果がある」という言葉に驚き、年中の4月から通い始めました。

家庭でも学習に取り組めるようになった

 4歳の頃はまだ会話ができない状態でした。エルベテークでは、先生の言うこともある程度理解でき、自分のことは自分でできるようになっていきましたが、家ではテレビが好きで、自分の好きな番組が放送されているときには何があってもテレビの前から動かず、好きな番組が都合により放送されないときには、かなりぐずり何も手につきませんでした。幼稚園では補助の先生がついていて無理にやらせず息子のやりたいようにさせていたように思います。このようにエルベテークでは一生懸命やる、家では自分の好きな事に関して要求する、幼稚園ではほとんど誰とも関わり合いを持たないと3段階に分かれていました。
 しかし、エルベテークの学習が進むにつれ宿題を一緒に取り組むようになり、学習に向かう姿勢が家庭でも少しずつ整うようになってきました。ただ、自立して学習に取り組むことはまだ難しく、すぐに援助を求めてくることが多かったです。そこで就学時健診の後、就学相談を受け、姉と同じ小学校の通常学級に入学することになりました。
 覚えることがとても苦手でした。小学校1年のとき、引き算は指を使って計算していましたが、スピードが遅く途中で注意がそれてしまうことが多かったので、式から答えまでがすぐに出るように繰り返し練習したところ、その後はテンポ良く学習に取り組めるようになりました。
 2年生の時は、九九を完全に暗記したうえで、かけざんを足し算に変えるなどの概念的な学習をすると理解が早かったのを思い出します。覚えるまでに時間がかかる子でしたので、「今何をすべきか優先順位を考えて学習を進めていくことが大切です」とエルベテークから言われ、繰り返しの練習がいかに大事であるか、改めて強く実感しました。
 また、練習もただ数多くさせるのではなく、漢字練習であれば一画一画ていねいに書かせることで、覚えるのにかかっていた時間が今までの半分で済むようになったことにも驚きました。ただ、長女と次男の面倒も見なくてはいけないため、息子だけに関わることができず、次第に学習は息子任せになっていました。今振り返ると、もっと学習を見てやるべきだったと反省しています。

自分から「やらなくちゃ」と言って学習する姿勢へ

 まだまだ自分の気持ちをうまく伝えられず、気持ちをコントロールできない時もありますが、中学に入学する2カ月ぐらい前から学習に向かう姿勢が変わり始めたのです。その頃教室から、漢字と英語のノートを用意するように言われ、1日1ページずつ漢字と英単語の練習をする約束をしました。最初はただ書くだけで、何のためにやっているのか本人も良く分かっていなかったようでしたが、ていねいに書いて覚えるための練習だということを教室と家庭で働きかけ、取り組ませていきました。
 教室では毎週確認テストをしていただいていたようで、書けなかった漢字や英単語が書けるようになるにつれ、自分から「やらなくちゃ」と言って家庭でも自主的に練習するようになってきました。言われた通り取り組むことで覚えられるようになり、それが自信とやる気につながり、自ら進んで1日2ページ以上練習することもありました。1週間で14ページ以上です。ノートは国語、英語とも2冊目に入り、それももう終わりそうです。このような姿勢でこれからもがんばってほしいと願っています。


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