エルベテーク
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季刊誌―エルベテーク

2020年 秋季号 保護者の声①

保護者の声①(高校1年)

前号に引き続き、「保護者の声」シリーズの新しい試みとして子育ての<過去と現在>に焦点を当てた保護者による成長の記録を紹介します。Nさんには4年3カ月前( Nくんが小学校6年生の時)に「保護者の声」に幼児期からの様子を書いていただきました。現在、同じような年頃のお子さんを抱える保護者の方の子育てにも大いに参考になると思います。そこで、4年前の文章と現在の様子を改めてまとめていただいた文章を2つ並べてみることにしました。その成長の道筋をご確認ください。

一日一日の学習の積み重ねとわが子の成長

始めに(ご両親より)

2016年夏季号の季刊誌に、小6までの息子の成長を掲載していただきました。早いものであれから4年以上経ち、息子は高校1年になり、元気に通っています。今回、中学校での生活や学習、高校進学などについて書かせていただきますが、少しでも皆様のお役に立てば幸いです。

小学6年までの記録 エルベテーク 2016年 夏季号より

社会人に対しても十分通用する教育方針

孫の成長を心配した私の両親から勧められて(エルベテークに入るまで)

 息子は切迫早産で直後に緊急手術で一命をとりとめました。そのため、新生児のときから大学病院の小児科と眼科に通院することになりました。そして、心身の発達がゆっくりであると当初から指摘され、とても不安でした。具体的には、首の座りが6ヶ月、歩き始めが1歳6ヶ月、意味のある単語を話したのは3歳1ヶ月でした。

 幼稚園への入園を迎えた4歳前になっても、言葉のやりとりができず、大勢の人がいる場所に入ると親にしがみつき、落ち着いていられませんでした。そこで、幼稚園より少人数の療育施設の方が息子に向いていると考え、通園することにしました。息子に何とか無事に成長して欲しい、との気持ちでいっぱいの日々を過ごしていた当時のことを思い出します。

 私の両親も、孫の成長を大変心配してくれていました。そして書店で参考となる本を探し、『発達の遅れが気になる子どもの教え方』を見つけて、私たちに読むように勧めてくれたのでした。そこで初めてエルベテークを知りました。

 年少の12月、すぐに電話して面談を受けに行きました。先生から「子供には、するべきこと、してはいけないことをしっかりと教えていかなくてはならない」「学ぶ姿勢、目を見て話を聞く、といった基本を教え、身につけることが重要」といった指導の考え方を伺い、ここだったら今後の息子の能力を大きく伸ばしていただけると考え、すぐに入会しました。

「感覚過敏」を克服 ( 小学校入学まで)

 そして翌1月より、毎日通っていた市の療育施設を金曜日に休んでエルベテークの指導を受けることにしました。当時は、すぐにちょろちょろ動いてしまう、人の話を聞いていない、独り言が多いといった、集団生活になじむのが難しい状況でした。特に、視覚・聴覚などいろいろな音や刺激に弱い「感覚過敏」という診断も受けていて、外出のときは地面に足を下ろせず、歩きませんでした。とくに路面に特定のタイルの模様があるなどのきっかけで急に歩かなくなるので、ベビーカーに乗せて外出せざるを得ない状況でした。

 そんな中、いろいろな問題を改善して小学校普通級へ入学できるようにと考え、教室からのアドバイスを参考に家庭学習に取り組んでいきました。

 すると1年後の年中の2月、エルベテークから、「今日はご主人も一緒ですので、お話があります」と切り出されました。そして、「これまでもベビーカーを卒業させましょうとお伝えしてきましたが、もうすぐ年長です。来年より学校にベビーカーで通うわけにはいきません。教室でも家でも自分の足で歩いています。今の段階であれば、『もう赤ちゃんではないのでベビーカーには乗らない』と教えればできるはずです」とベビーカーをきっぱりやめさせようとのお話をいただきました。

 私どもは、「それは難しい」と思いましたが、その日のエルベテークの帰りから、息子にもうベビーカーは使わないと言い聞かせ、先生方にもお手伝いいただきながら、歩かせました。息子は案の定、最初は泣き叫びながら引きずられるように歩いていましたが、駅で電車に乗る頃には落ち着き、結局は歩いて帰宅できました。10分ほど我慢させただけで、なんと、それ以降、まったくベビーカーを使わずにすむようになったのでした。あの「感覚過敏」という診断はなんだったのかと主人と考え込んでしまいました。外出がとてつもなくたいへんだったにもかかわらず、すんなりベビーカーを止められるとは、本当にびっくりでした。

 そのようなことをはじめ、コントロールすることを少しずつ身につけたおかげで、あれほど心配していた就学時健診は、なんと落ち着いて受けることができ、普通学級へ入学することになりました。相手の指示を聞き、きちんと応じることや読み書きの基本を教室と家庭で繰り返し練習し、ようやく手に入れた入学でした。教室から教えていただいたとおり、入学前の3月に校長先生へご挨拶と面談にうかがい、そして4月、入学式の当日、担任の先生に「指導上ご配慮いただきたいこと」を提出してご協力をお願いしました。

辛い時期はよりいっそう家庭学習に力を入れる ( 小1~小4)

 息子は支度・着替えが遅い、図工・体育・作文などを激しく嫌がる、といった状況が続きました。私は、学校まで毎日送り迎えをし、朝の支度の時には付き添いました。しかし、2学期末に両親で学校に呼び出され、教頭先生と担任の先生から、図工と体育は支援学級への通級を勧められるという事態になりました。エルベテークにすぐご相談したうえで、学校側に引き続き普通学級に通えるようにお願いしました。

 冬休みには、図工や作文の練習を家庭でほぼ毎日行いました。最初は苦手意識のせいか強く嫌がっていたのですが、本人に分かるように教えれば、すぐに自分から進んで取り組むようになりました。

 3学期には、図工は授業の前にあらかじめ課題を聞き、家で事前に練習させ、授業に付き添いましたところ、学年末には、「2学期より落ち着いた」と通信簿に書いていただき、ほっと胸をなでおろしたのが思い出されます。

 息子の小学校は、担任の先生が基本的に毎年変わります。小2、小3の時は、お二人とも非常勤の先生でした。先生がクラス運営に慣れておられずに、クラスが次第に落ち着きがなくなり、扱いの大変な子が増えていきました。息子は、国語・算数といった本人にとって分かりやすい授業は落ち着いて受けられるのですが、図工や自習など一人一人が別々のことをする授業では、何をして良いのか分からなくなり、全体の雰囲気に流されコントロールできない状態が再びみられるようになりました。そこで、私が頻繁に付き添いをしていました。

 お二人の担任の先生とも余裕がない状況であったにもかかわらず、息子のことを受け入れて下さり、私も授業に付き添いながら、状態に応じた適切な対応をすることができました。

 小4の担任の先生は、退職が近いベテランの先生になりました。当初は息子の面倒をよく見ようとされました。先生は、私に送り迎えや付き添いはしなくていいと言われ、むしろしないで欲しいとの考えのようでした。息子は、図工・理科の実験・グループ学習などがやはり苦手でしたが、小3までのように事前に練習したり当日付き添ったりすることができなくなり、息子もうまく取り組めなくなってしまいました。

 先生に、息子が指示を聞いていない時、わからない時、お手すきの場合はお手数をかけますが、一声かけていただくように何度もお願いをしましたが、聞いてもらえず、むしろ息子をグループに入れさせず一人にしておくといった対応をされるようになってしまいました。

 この先生は、指導が大変良いとのことで、一般の保護者からは評判が良かったのですが、息子のことはどう指導していいのか分からなかったようで、息子を受け入れた上での対応とは言えず、むしろ拒絶するような対応でした。先生の息子に対する態度を見て、クラスの子も冷たい態度をとるようになりました。私どもにとっては、大変辛い時期となりましたが、夫婦で話し合い、またエルベテークに相談しながら、我慢に我慢を重ね、よりいっそう家庭学習に力を入れて、何とか乗り切りました。

成長を実感 (小5~現在)

 担任の先生が、若いおおらかな先生になりました。息子がどうしていいか分からず困っている時に、すぐに対応して息子に分かるように指導して下さるので、息子も大変落ち着いて何事にも取り組めるようになりました。クラスの子も息子に対して親切に接してくれるようになりました。体力もついてきたので、運動の苦手な子向けのスポーツ教室や、水泳教室にも通えるようになりました。

 冬休み、息子が自分から国語の教科書に載っていた物語文の続きを書いたところ、6年生を送る会での劇のシナリオに採り上げていただき、劇での役も初めて与えていただきました。息子にとって、成長を実感できる1年になったと思います。ありがたいことに、この先生に引き続き小6でも担任をしていただいています。

 中学生になると、環境がまた大きく変わり、勉強の量が増え内容も難しくなると思います。息子は、物事にとりかかるまでの時間が長いこと、集中力が続かないことがまだ家庭学習の大きな課題です。今でも、姿勢、目を見て話を聞く、独り言をやめて口を閉じるといった、自分をコントロールする基本的な力をつけることがやはり大事だと思います。引き続き、家でも一生懸命取り組んでいきたいと思います。

重要なことを心にとめながら (終わりに)

 先日のエルベテークの懇談会で、教室の卒業生である羽山先生から、親が子に必要なことはきちんと教えることがやはりとても大事であること、その際には家でもエルベテークの先生と同じような態度で教えること、とのお話を伺いました。また、家庭学習を親に言われてからではなく自分からできるようにすることも大事とのお話でした。今後も重要なこととして、心にとめてまいりたいと思います。

 これまで、息子について毎日のように主人と話をし、週末は二人で息子の指導に取り組んできました。懇談会も毎回主人と二人で参加しています。主人は「エルベテークで教わっている、人の話をよく聞く、自分をコントロールする力をつけるとの教育方針は、社会人に対しても十分通用する。自分自身の行動や部下への指導の際にいつも参考にしている」とよく申しております。エルベテークで息子にそのようなご指導をいただき、何か困った時はエルベテークに相談することによって、息子への適確な指導のしかたと学校との良い関係づくりをしていくための方法を知ることができ、それらを行うことにより、息子はこのように大きく成長することができました。中学校に進んでも主人と息子といっしょに頑張っていくつもりです。

続き 中学から高1の現在

親子で家庭学習に取り組み、1日も休まず登校

︎中学校での生活

 公立中学校の普通学級に入学しました。1年生の時は、担任の先生は小5・6の時と同じような若いおおらかな先生で、クラスの生徒もおとなしい子が多く、息子もそれなりに馴染めていたようです。

 2年生のクラス替えで(3年生ではクラス替えはなく、卒業まで同じクラス)、年配の先生が担任になりました。その先生は、1年の時の隣のクラスの担任で、息子を特に気にかけておられ、「実は、私にも同じような子どもがいるんです」と話しかけていただいたこともありました。

 ところが、その2・3年生の時のクラスには、様々な意味で指導の難しいと思われている生徒が多く集められたようでした。授業中は騒がしく、乱暴な言動の生徒が何人もおり、息子もクラスに馴染むのが難しくなっていきました。担任の先生や他の先生方も、クラスを何とか落ち着かせようとされたようですが、生徒達の態度は改まらず、特に乱暴な2人の生徒がクラスを牛耳ってしまい、誰も逆らえない状況になってしまったとのことでした。

 息子は、いじめと思われる言動(「障害」と言われる、ケガをしている足を蹴られる、等)にしばしば遭うようになりました。エルベテークにすぐに相談させていただきながら、担任の先生に何度かお話に行きました。担任の先生は、その時は「対応します」との返事でしたが、息子はうまく説明できないので、その後相手の言い分を聞いて、結局丸め込められてしまい、効果はありませんでした。

 息子は、係・委員会活動や文化祭等でも、最低限の活動だけしかさせてもらえず、悔しい思いを抱えながら学校生活を送っていました。

 3年生の冬になると、担任の先生も、落ち着かないクラスの生徒達を相手に、受験関係の手続き・スケジュールをこなすのが精一杯になってしまったようで、息子にはむしろ「君の方が悪い」といった態度で接するようになってしまいました。また、担任の先生は、クラスの他の生徒にもつらく当たるようになり、不登校になった生徒も何人かいたとのことです。

 エルベテークでは、毎週のように、息子の話を聞いて下さって励ましの言葉をいただき、迎えの時に親にもアドバイスをいただきました。息子は、「中学校は大嫌いだが、行かなければならない所だから行く」と言い続け、1日も休まず登校しました。

︎中学校の学習

 日常の学習は、小学校の時と同様、親の声かけ・支援がまだまだ必要でした。毎日、授業の進捗確認、宿題・ノート整理、提出物や次の日の時間割の確認を、帰宅後の限られた時間でこなせるよう、声かけ・支援しました。週末も、時間のかかる宿題や平日にやり残した課題を終わらせるよう、取り組みました。その日その日をこなしながら、少しでも自分で意識してできるようになることを目指しました。

 小学校との大きな違いは、やはり、定期テスト(中間・期末・学年末。年5回)の期間中に集中してテストが行われることです。2週間ほど前に、試験範囲が示され、学習計画表が渡されましたが、息子は、その日1日の学習を計画的に進めるのもまだ難しく、親が声かけ・支援しながら、テスト当日までに試験範囲を網羅できるよう、学習を進めました。

 3年間を通じて、他の生徒が学力を伸ばしてくる中、息子は成績(順位)を伸ばすのはもとより、維持するのもやはり難しい状況でした。学校での定期テストは、担当の先生による傾向・癖も大きく、急に問題の傾向が変わったりすると、息子は短いテスト時間内で対応するのが難しいようで、得意な科目でも大きく点数を落とすこともありました。

 点数の悪かったテストは、エルベテークからもいろいろとアドバイスをいただき、よく見直しました。苦手な傾向の問題(例えば、国語の聞き取り・物語文や作文、理科の長い文章題など)が見つかれば、テストでは後回しにして解ける問題から解くといった対策を立てる一方、長期の休みには重点的に練習するなどしました。

説明会見学と進学前の頑張り

︎高校進学

 高校見学は、2年生の夏休みから始め、学力に見合いそうな公立・私立の説明会を親子でいくつか回りました。親が受験した時代・地域とは異なる特徴があることが、次第に分かってきました。  公立の入試は、選抜制度が全校共通で、9科目の内申点での評価の比重が高く、実技科目の成績も振るわない息子には不利でした。説明会での雰囲気も、入学後の学力向上は(良くも悪くも)本人の意欲次第、と感じられました。

 私立の入試は、学校ごとに多様な選抜制度があり、5教科の内申の合計点が一定以上あれば合格が実質的に決まる制度もあることを知りました。説明会での雰囲気も、入学後の学力向上に丁寧・熱心に指導されている学校が多いように感じ、息子には向いていそうな学校もあると思うようになりました。

 3年生1学期の三者面談で、「隣りの県にある、私立大学付属のS高校への進学も多い。考えてみては」と担任の先生の話もあり、通学時間がややかかり(約1時間半)ますが、S高校と、もう一つ隣りの市にある私立大学付属のT高校の説明会に、夏休みに行ってみました。5教科の内申の合計点が一定以上あれば中学校の推薦で合格が実質的に決まる制度があること、内部進学先の大学は大規模で様々な学部・学科があり、将来の可能性が大きく広がること、が親の目から見ても魅力でしたが、息子自身が特に「T高校が、体験授業での先生・生徒の雰囲気が良かった。是非入りたい。」と大変気に入りました。息子の学力で入学後についていけるのか、率直に不安もありましたが、エルベテークで「高校でも日々の努力を積み重ねていきましょう」と励まされ、受験することに決めました。

 担任の先生からは、2学期の面談で、「T高校に推薦を出すには、5教科の内申点だけでなく、次の校内模試で一定程度の順位をとることが必要」と言われました(後で、そこまでの順位が不要だったことが分かるのですが)。息子は頑張り、ほぼその順位をとって推薦をいただきました。推薦がとれた時点で実質的に合格ですが、入試として1月に筆記・面接が実施されました。万一落ちないとは限らないので、過去問や面接練習を繰り返しました。過去問は、試験時間内に解いて数多く得点できる(難しすぎる問題は後回しにする)ように、面接は、聞かれやすい質問とその答えを作り、親を面接官に見立ててスムーズに受け答えできるように、練習を繰り返しました。その結果、無事に合格しました。

「将来の道へ進める力を身につけてほしい」

︎高校に進学して

 入学式は実施されましたが、直後に休校になりました。自宅学習の時間割が設定され、買い与えたばかりのスマホに次々と課題が届くようになりました。締切を守って提出できるよう、もっぱら本人が自ら取り組んでいました。各教科でそれぞれ異なる締切日時が指示されていましたが、本人が取り組む教科の順番を工夫するなどして、対応していました。スマホでの提出等がうまくいかないこともありましたが、同時期に在宅勤務をしていた父親も手伝ったり、高校に電話で相談したりしながら、対応しました。

 5月下旬に登校が始まり、6月からはほぼ通常の時間割となって、日々登下校、帰宅後の学習に取り組んでいます。通学時間がやや長いですが、朝早く起き、重いカバンを背負って、電車やバスで元気に通っています。「先生方は親切で、生徒も大人しく、いい学校に入れた」と言っております。

 自宅での学習は、帰宅後の限られた時間で計画的に進めるには親の声かけはまだ必要です。エルベテークの学習も、リモートにて続けさせていただいています。  大学付属高校とは言え、内部進学するには、全国の付属高校の同級生との間で、一定の成績がとれることが必要です。今後も、息子には、一日一日の学習を積み重ね、希望する将来の道へ進める力を身につけてほしい、と考えております。

︎終わりに ~エルベテークで学習・指導いただいて~

 エルベテークにお世話になったのは、年少の冬からですから、もうすぐ12年になります。息子の学力の向上はもちろん、各学校の入学・進学や、学校生活で困った時に、すぐ相談に乗って下さり、その時その時に一番良い方法をご指導いただいたと感じております。また、懇談会などを通じてお知り合いになった保護者の皆様も、お子さんの将来について同じ方向を向いて考えておられ、いろいろと相談に乗って下さり、大変助けられ、励みになっております。まだまだお世話になるかと存じますが、どうぞよろしくお願い致します。


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