エルベテーク
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指導事例

指導事例

Nさん 小学6年生 (年少1月入会 発達遅滞)

社会人に対しても十分通用する教育方針

孫の成長を心配した私の両親から勧められて(エルベテークに入るまで)

 息子は切迫早産で直後に緊急手術で一命をとりとめました。そのため、新生児のときから大学病院の小児科と眼科に通院することになりました。そして、心身の発達がゆっくりであると当初から指摘され、とても不安でした。具体的には、首の座りが6ヶ月、歩き始めが1歳6ヶ月、意味のある単語を話したのは3歳1ヶ月でした。 幼稚園への入園を迎えた4歳前になっても、言葉のやりとりができず、大勢の人がいる場所に入ると親にしがみつき、落ち着いていられませんでした。そこで、幼稚園より少人数の療育施設の方が息子に向いていると考え、通園することにしました。
 息子に何とか無事に成長して欲しい、との気持ちでいっぱいの日々を過ごしていた当時のことを思い出します。
 私の両親も、孫の成長を大変心配してくれていました。そして書店で参考となる本を探し、『発達の遅れが気になる子どもの教え方』を見つけて、私たちに読むように勧めてくれたのでした。そこで初めてエルベテークを知りました。 年少の12月、すぐに電話して面談を受けに行きました。先生から「子供には、するべきこと、してはいけないことをしっかりと教えていかなくてはならない」「学ぶ姿勢、目を見て話を聞く、といった基本を教え、身につけることが重要」といった指導の考え方を伺い、ここだったら今後の息子の能力を大きく伸ばしていただけると考え、すぐに入会しました。

「感覚過敏」を克服(小学校入学まで)

 そして翌1月より、毎日通っていた市の療育施設を金曜日に休んでエルベテークの指導を受けることにしました。当時は、すぐにちょろちょろ動いてしまう、人の話を聞いていない、独り言が多いといった、集団生活になじむのが難しい状況でした。特に、視覚・聴覚などいろいろな音や刺激に弱い「感覚過敏」という診断も受けていて、外出のときは、地面に足を下ろせず、歩きませんでした。とくに路面に特定のタイルの模様があるなどのきっかけで急に歩かなくなるので、ベビーカーに乗せて外出せざるを得ない状況でした。 そんな状況の中、いろいろな問題を改善して小学校普通級へ入学できるようにと考え、教室からのアドバイスを参考に家庭学習に取り組んでいきました。 すると1年後の年中の2月、エルベテークから、「今日はご主人も一緒ですので、お話があります」と切り出されました。そして、「これまでもベビーカーを卒業させましょうとお伝えしてきましたが、もうすぐ年長です。来年より学校にベビーカーで通うわけにはいきません。教室でも家でも自分の足で歩いています。今の段階であれば、『もう赤ちゃんではないのでベビーカーには乗らない』と教えればできるはずです」とベビーカーをきっぱりやめさせようとのお話をいただきました。 私どもは、「それは難しい」と思いましたが、その日のエルベテークの帰りから、息子にもうベビーカーは使わないと言い聞かせ、先生方にもお手伝いいただきながら、歩かせました。息子は案の定、最初は泣き叫びながら引きずられるように歩いていましたが、駅で電車に乗る頃には落ち着き、結局は歩いて帰宅できました。10分ほど我慢させただけで、なんと、それ以降、まったくベビーカーを使わずにすむようになったのでした。あの「感覚過敏」という診断はなんだったのかと主人と考え込んでしまいました。外出がとてつもなくたいへんだったにもかかわらず、すんなりベビーカーを止められるとは、本当にびっくりでした。 そのようなことをはじめ、コントロールすることを少しずつ身につけたおかげで、あれほど心配していた就学時健診は、なんと落ち着いて受けることができ、普通学級へ入学することになりました。相手の指示を聞き、きちんと応じることや読み書きの基本を教室と家庭で繰り返し練習し、ようやく手に入れた入学でした。教室から教えていただいたとおり、入学前の3月に校長先生へご挨拶と面談にうかがい、そして4月、入学式の当日、担任の先生に「指導上ご配慮いただきたいこと」を提出してご協力をお願いしました。

辛い時期はよりいっそう家庭学習に力を入れる(小1~小4)

担任の先生は、当初は息子を受け入れようとしていただいていました。息子は、支度・着替えが遅い、図工・体育・作文などを激しく嫌がる、といった状況が続きました。私は、学校まで毎日送り迎えをし、朝の支度の時には付き添いました。2学期末に両親で学校に呼び出され、教頭先生と担任の先生から、図工と体育は特学への通級を勧められるという事態になりました。エルベテークにすぐご相談したうえで、学校側に引き続き普通学級に通えるようにお願いしました。 冬休みには、図工や作文の練習を家庭でほぼ毎日行いました。最初は苦手意識のせいか強く嫌がっていたのですが、本人に分かるように教えれば、すぐに自分から進んで取り組むようになりました。 3学期には、図工は授業の前にあらかじめ課題を聞き、家で事前に練習させ、授業に付き添いましたが、学年末には、「2学期より落ち着いた」と通信簿に書いていただき、ほっと胸をなでおろしたのが思い出されます。 息子の小学校は、担任の先生が基本的に毎年変わります。小2、小3の時は、お二人とも非常勤の先生でした。先生がクラス運営に慣れておられずに、クラスが次第に落ち着きがなくなり、扱いの大変な子が増えていきました。息子は、国語・算数といった本人にとって分かりやすい授業は落ち着いて受けられるのですが、図工や自習など一人一人が別々のことをする授業では、何をして良いのか分からなくなり、全体の雰囲気に流されコントロールできない状態が再びみられるようになりました。私が頻繁に付き添いをしていました。 お二人の担任の先生とも余裕がない状況であったにもかかわらず、息子のことを受け入れて下さり、私も授業に付き添いながら、状態に応じた適切な対応をすることができました。小4の担任の先生は、退職が近いベテランの先生になりました。当初は息子の面倒をよく見ようとされました。先生は、私に送り迎えや付き添いはしなくていいと言われ、むしろしないで欲しいとの考えのようでした。息子は、図工・理科の実験・グループ学習などがやはり苦手でしたが、小3までのように事前に練習したり当日付き添ったりすることができなくなり、息子もうまく取り組めなくなってしまいました。 先生に、息子が指示を聞いていない時、わからない時、お手すきの場合はお手数をかけますが、一声かけていただくように何度もお願いをしましたが、聞いてもらえず、むしろ息子をグループに入れさせず一人にしておくといった対応をされるようになってしまいました。 この先生は、指導が大変良いとのことで、一般の保護者からは評判が良かったのですが、息子のことはどう指導していいのか分からなかったようで、息子を受け入れた上での対応とは言えず、むしろ拒絶するような対応でした。先生の息子に対する態度を見て、クラスの子も冷たい態度をとるようになりました。私どもにとっては、大変辛い時期となりましたが、夫婦で話し合い、またエルベテークに相談しながら、我慢に我慢を重ね、よりいっそう家庭学習に力を入れて、何とか乗り切りました。

成長を実感(小5~現在)

担任の先生が、若いおおらかな先生になりました。息子がどうしていいか分からず困っている時に、すぐに対応して息子に分かるように指導して下さるので、息子も大変落ち着いて何事にも取り組めるようになりました。クラスの子も息子に対して親切に接してくれるようになりました。体力もついてきたので、運動の苦手な子向けのスポーツ教室や、水泳教室にも通えるようになりました。 冬休み、息子が自分から国語の教科書に載っていた物語文の続きを書いたところ、6年生を送る会での劇のシナリオに採り上げていただき、劇での役も初めて与えていただきました。息子にとって、成長を実感できる1年になったと思います。ありがたいことに、この先生に引き続き小6でも担任をしていただいています。 中学生になると、環境がまた大きく変わり、勉強の量が増え内容も難しくなると思います。息子は、物事にとりかかるまでの時間が長いこと、集中力が続かないことがまだ家庭学習の大きな課題です。今でも、姿勢、目を見て話を聞く、独り言をやめて口を閉じるといった、自分をコントロールする基本的な力をつけることがやはり大事だと思います。引き続き、家でも一生懸命取り組んでいきたいと思います。

重要なことを心にとめながら(終わりに)

 先日のエルベテークの懇談会で、教室の卒業生である羽山先生から、親が子に必要なことはきちんと教えることがやはりとても大事であること、その際には家でもエルベテークの先生と同じような態度で教えること、とのお話を伺いました。また、家庭学習を親に言われてからではなく自分からできるようにすることも大事とのお話でした。今後も重要なこととして、心にとめてまいりたいと思います。 これまで、息子について毎日のように主人と話をし、週末は二人で息子の指導に取り組んできました。懇談会も毎回主人と二人で参加しています。主人は「エルベテークで教わっている、人の話をよく聞く、自分をコントロールする力をつけるとの教育方針は、社会人に対しても十分通用する。自分自身の行動や部下への指導の際にいつも参考にしている」とよく申しております。エルベテークで息子にそのようなご指導をいただき、何か困った時はエルベテークに相談することによって、息子への適確な指導のしかたと学校とのいい関係づくりをしていくための方法を知ることができ、それらを行うことにより、息子はこのように大きく成長することができました。中学校に進んでも主人と息子といっしょに頑張っていくつもりです。


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