エルベテーク
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指導事例

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Nさん 小学2年生 (2歳4か月入会 自閉症)

「時間がかかっても、やれば必ずできる」これが私の学んだこと

診断のみで適切なアドバイスはなし

 息子は1歳のころまでは、どちらかと言うと育てやすい子でした。1歳検診では、まだひとりで立ったり座ったりできなかったので、医師から「少し成長が遅いかもしれませんね」と言われました。しかし、「パパ」「ママ」「マンマ」など簡単な言葉を話すことができたので、私はあまり心配していませんでした。
 1歳半検診でつたい歩きをすることはできていましたが、自立歩行しておらず、指差しもなんとなく弱かったために、保健センターからは「1ヵ月後に歩いていなければ、トレーニングをしましょう」と言われましたが、その後すぐに歩き出しました。ところが、歩き出す前は家でおとなしく遊んでいたのに、歩き出すとベビーカーに乗ることを極端に嫌がり、どんどん自分ひとりで好き勝手に歩いて行ってしまうようになりました。
 この頃の好きなことは、交差点の信号機の点滅やドアの開閉を見続けたり、エレベーターに乗ったりすることでした。そして、信号機やエレベーターのあるところに行けないとわかると泣き叫び、私は「何でも嫌がるという魔の2歳児」にしては、あまりにも変だなと思うようになりました。2歳になり区の保健センターから連絡があり、保健師さんの訪問相談がありました。簡単な遊びを通しての検査をしましたが、息子は興味がないものにはぜんぜん反応しませんでした。保健師さんから、「発達で気になるところがあるので、親子教室に参加してください」と言われ、親子で参加することになりました。
 その頃、毎日の子育てをしながら私の心の中では、「この子はなにか他の子とは違う」と感じていました。離れて暮らしていた私の母に電話で相談したところ、「子どもと毎日一緒にいるあなたが『おかしい、なにか違う』と思っているのであれば、それは早めに専門の機関に相談したらどうか」と言われ、自分から県の療育センターに電話をして診察してもらうことにしました。すると医師より「自閉症でしょう」と言われただけで、どうしていけばよいのか教えてもらえず、不安は大きくなるいっぽうでした。今ふりかえると、その頃が出口の見えないトンネルの中にいるようで、一番辛い時期でした。

親として学習の成果を強く実感

 そんなとき、幸いにもエルベテークを知ることができ、すぐに電話をしました。息子が2歳2ヵ月のときでした。2歳半より、同時並行で療育センターに通いながら、週に1回エルベテークに通い始めました。私も教室に通われている保護者の方の書かれた文章や本などを読み、随分元気づけられたものでした。
 息子はエルベテークでの学習が大好きで、家でも線引きなど、私が言わなくても鉛筆を持って宿題をする毎日でした。そして言葉が出るようになると、少しずつ生活の中で我慢もできるようになり、泣き叫んだりしなくなりました。
 2歳過ぎに療育センターの先生からは、「自閉症でしょう」と言われていたのですが、1年後の3歳のときには、「診断名はつけられません」と言われました。私はこれがエルベテークでの約1年の学習の成果だと強く実感しました。
 その後、主人の勤務が横浜から東京になり、迷うことなく信頼を寄せていたエルベテークの近くに住むことにしました。幼稚園には年中から通わせましたが、ほとんど問題なく楽しく過ごすことができました。この頃からお友達とも関われるようになり、幼稚園が終わった後、公園で遊ぶ約束ができるようになりました。エルベテークに通い始めた頃は、学習を続けていけばコミュニケーションが取れるようになるのか半信半疑で心配しましたが、分かることが増えれば自ずとコミュニケーションも取れることがよく分かりました。
 入学する予定の小学校も自宅の近くにあり、そちらで就学健診も無事終わり、入学式まであと1ヵ月と迫った日に、急遽また転勤することになりました。今度は、東海地方となりました。教室の近くだと何でも相談できるのに、それができないという寂しさがありました。それでも新幹線を使えばエルベテークに通える範囲だったので、よかったと思うようにしました。すぐにエルベテークに転勤のことを伝えると、「ここまで成長したのだから、心配ありません」ときっぱり言われ、送り出していただいたのが昨日のことのようです。
 息子は初めての環境にも落ち着いてニコニコ笑いながら、入学式を迎えることができました。ランドセル姿の写真付はがきをエルベテークに送ると、先生方から心のこもったお手紙をいただくことができました。今でもそのお手紙は、大切に置いています。エルベテークに出会えたことに感謝し、2歳から通わせていただき、私たち親子は本当に幸運であったと思います。そして今は月2回新幹線や車を利用して通うことになりましたが、親子して喜んで学習を受けています。

「この子はとてもいい子ですね」と声をかけてもらった

 息子は小学校入学前には喘息もあり、すぐに熱を出しては幼稚園を休んでいました。偶然、現在の小学校が家から2キロ半ほど離れていることもあり、毎朝歩いて通っているうちに元気になり、1年生では1度も休むことなく皆勤賞を取りました。2年生になっても休むことなく楽しく学校に通っています。
 それでも、昨年1年生の夏休み明けの9月頃から、同じ通学団でクラスも同じ子に、通学路で押されたり蹴られたりすることが頻繁になり、息子もだんだん学校に行くのがいやになった時期がありました。エルベテークに連絡したところ、適切なアドバイスをいただき、担任の先生へうまく問題を伝えることができました。そのおかげで今でもその先生にはよく声をかけていただいており、よい信頼関係を築くことができたと思っています。
 いじめは、今年の3月のクラス替えまで続きました。私もその頃は、子どもと一緒になって悩みました。息子もだんだんと「どうしてそんなことするの? やめて」など、言えるようにもなりました。いろいろな子がいることも分かり、子ども自身もよい経験をし、少し成長したと思います。
 ある日、授業参観のため学校を訪問したとき、給食の配膳をしている方から、「この子はとてもいい子ですね。学校では、勉強も頑張っていますよ」と声をかけていただきました。そのときは、私の知らないところでいろいろな人がわが子を見守ってくださっているのだと思い、エルベテークの教えを守って頑張ってきたから認めていただいたのだと、改めて思いました。
 息子は運動と工作、絵を描くなどが小さい頃から苦手でした。そのため、毎日10分ぐらい、縄跳び、ボール、鉄棒などを幼稚園時代から一緒にやってきました。少しでも時間があれば、絵を描いたり、はさみを持ってなにか作ったりしています。今では、私の子ども時代よりもとても上手に体を動かすことができます。知らない言葉も多かったので、本の読み聞かせも寝る前に10分ほどしています。時間はかかっても、やれば必ずできます。エルベテークで学んだことです。
 しかし、私もつい息子に、「どうしてできないの」と言ってしまうことがあります。そのとき「『できない』って言っちゃだめ!できるように応援して!」といつも言われます。子どもから教えられ、親も成長途中です。


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