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指導事例

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Mさん 年長 (年少6月入会 広汎性発達障害)

教えればいろいろなことを学べるようになった、という手ごたえ

なにひとつ納得できる対処の仕方がないままに

 娘は現在、幼稚園の年長組です。3つ下の妹がいます。エルベテークには3歳半の時からお世話になり、学習を始めてから2年半になります。

 赤ちゃんの時にはあまり泣かず、よく寝る、手のかからない子でした。テレビが大好きで、見せていればご機嫌でした。しかし、1歳半検診の時、指差しができない、言葉が遅いとの理由で、発達支援センターから発達の遅れを指摘されました。けれども、「個人差もあるので様子を見ましょう」と言われ、次の2歳半の検診でも同じように様子を見るように言われました。そして3歳半検診の時に、「1対1でも会話にまったく対応できないので対人コミュニケーションに問題がある」と言われ、詳しい発達検査を受けました。そこで「広汎性発達障害」と診断されました。

 初めての子どもでしたので発達状態を比べるすべもなく、「個人差」との専門家の言葉を信じていたこともあり、発達障害との診断は寝耳に水でした。とりあえず、本やネットで自分たちなりに障害について調べましたが、手立ては見つからず、大きな不安とともに気持ちが落ち込んだ日々が続きました。

 2歳ぐらいから、「手を洗いなさい」などの指示をすると、自分がやりたくないことにはなんでも座り込んでしまい、大きな声で泣き、手足をバタバタさせ、ものを投げる、破るなど毎回パニック状態になりました。抱っこしてもなにをしてもパニックはおさまりませんでした。また、自分の髪の毛を抜く自傷行為や偏食も強く、白いもの(ごはん、うどん、バナナ、豆腐)以外は口にしようとしませんでした。視線が合わない、テレビで覚えたシーンを独り言のように言ってしまう一人芝居、質問に対してオウム返し・無反応、挨拶の掛け合いがわからないなど、コミュニケーションがとれませんでした。

 そこで、役所や発達支援センター、発達専門の病院に、その問題点を幾度も相談しましたが、「独り言でも本人が楽しんで話をしているのだから、そのままにさせておいてください」、「視線を合わせないのは、目を合わせたくないからです。無理強いしないように」などと言われました。そのままにしておいてよくなるわけがなく、なにひとつ納得できる対処の仕方はありませんでした。

教室からのアドバイスを信じ、家庭でも実行

 このままではいけないと思いながらも、どうしていいかわからず不安な気持ちのまま幼稚園の入園式を迎えました。入園後はバスの中で大きな声で独り言を言い続けたり、友だちの問いかけに答えられなかったり、物事の段取りがわからず、先生の指示に対してもオウム返しをするばかりで指示がまったく通らないなど、予想していた通り次々に問題が出てきました。

 その頃、主人が書店で『発達の遅れが気になる子どもの教え方』(主婦の友社刊)という本を見つけてきてくれました。その本には、今まで読んだ本にはない、実際的な対処法がいろいろ記されてあり、独り言の制止のしかたや、娘のようなタイプの子は、見る・聞くことができていないゆえに相手の言っていることがわからないという見方など納得のいく内容ばかりでした。そこで早速、本の中に書いてある家庭でできることを試し始めました。同時に、この教室に娘のことを相談してみたいと強く思い連絡をとらせてもらいました。

 エルベテークの相談会に参加してみると、どの機関にも教えてもらえなかった具体的なアドバイスを次々にいただけたので、「これだ!」と夫婦で確信したのを覚えています。そして、エルベテークの方針である“発達で心配があるなしに関係なく子どもに身につけさせたい能力は同じである”や、挨拶をはじめ言葉遣いなど生活態度の基本を大切にされている部分にもとても感銘を受けました。

 宮城の自宅から教室まで新幹線を利用して片道3時間半の距離に不安は感じましたが、相談会の後、すぐ6月から入会し学習をお願いしました。通い始めたころは毎回入室時にいつもの大きな声で泣いてばかりでした。「これでいいのかな」と少し心配しましたが、2ヵ月経つと落ち着き始め、日常生活でも視線が合うようになってきたのです。そして7月にはオムツがとれたのも大きな進歩でした。それから少しずつ返事ができるようになり、幼稚園の先生の指示にも対応ができるようになっていきました。

 教室からのアドバイスを信じて、言われたことを家庭でもやり続けたことで大きな成果が出てきたのでした。娘がしてはいけないことをした時、わからない時には、しっかり目を見て簡潔に話し、本人が理解しているのかこちらが確認するようにしています。理解していない時には言葉や言い方を変えて何度も説明します。家庭学習では教室と同じように、「です、ます」と言う言葉遣いで、視線、姿勢、口の動きなどに気のゆるみがあれば注意してやり直しさせています。現在でもたまに、集中できずわからないときにメソメソすることがありますが、どうすべきかきちんと教えるよう心がけています。

口を閉じてすべての演目をこなせた発表会

 短期間に目まぐるしい成長を遂げて、エルベテークに通ってちょうど1年経った翌年6月ころにはふっと肩が軽くなったような気がしました。年中の参観日には、娘がお当番の自己紹介をする場面があり、一番ハキハキと大きな声で言えたので、皆さんから大きな拍手をもらいました。

 年長になってはじめて女の子の親友もでき、園生活もより充実しているようです。心配していた就学時健康診断も問題なく終わりました。そして、毎日の礼拝が模範的とのことで、先日の発表会では開会の儀式での礼拝代表に選ばれました。多くの方の見守るなかで落ち着いて挨拶の言葉を言うことができました。また、遊戯や歌、楽器も満足のいくできばえで胸が熱くなりました。なにより、口を閉じてすべての演目をこなせたことが一番うれしかったです。それもこれもすべて、言われた指示をやり遂げるという基軸をエルベテークでつくっていただいたおかげだと感謝するばかりです。

 いよいよ来年の4月から小学校です。まだ、初めてのことや新しいことに慣れるのに時間がかかる娘に心配はつきません。自分で思ったことを表現するのもまだまだ不得手ですし、雰囲気を読めない部分も気になります。しかしながら、教えればいろいろなことを学べるようになったので、私たちができるだけたくさんの事柄を教え、一日に一つずつでも吸収していってくれればと願っています。

 娘の発達障害がわかったころは、いろいろなものをあきらめてしまいそうになりました。しかし今は、「必ずなにかよい手立てがあるはずだ」と考え、「子どもの可能性ははかり知れない、伸ばし方によってどんなに違うか、親が信じて努力していくことが大事なのだ」と思うようになりました。これからも親子で前進あるのみです。


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